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episode14:太陽が消えた日[05]

  1. 武士(…どうする?適当言ってごまかすか?)(いやバレる、絶対バレる。わかる。だったらいっそ)「美咲あのさ」武士「山口のおか…」教師「各組揃ってるかー??」美咲「またあとでね!」武士「お、おう…」
  2. 武士(って、ほっとしてる場合じゃねーわ)(どう言えばいいのやら…)武士(孝弘さん…)孝弘※メール「どうだ沖縄は?天気は良さそうだな!」「康文の分まで楽しめよ。おまえがいろいろ考えても、誰も得しないぞ。」「ってわけで、土産リスト送っとくわ!!」武士(こんなに買えるわけねーじゃん!!)
  3. 孝弘※回想「康文の分まで楽しめよ」「おまえがいろいろ考えても誰も得しないぞ」武士〈祈りの形は、きっとひとりじゃないはずだ〉
  4. 美咲「…そうだったの」武士〈美咲には、山口の母親がずっと具合を悪くしていたことだけを伝えた〉美咲「………」武士「俺も全然知らなくてさ」(嘘じゃねーし)「自分からこういうこと言わないよな、あいつの性格的に」武士「でもさ、俺らが落ち込んでもしょーがないだろ」「孝弘さんも言ってた。あいつの分も楽しめって」美咲「そう…だね」
  5. 武士「土産でも買ってこうぜ、山口に。俺らにできるのって、そんくらいだろ」美咲「!」武士「最終日の国際通り、班抜けてさ、2人で何か選ぼうぜ」美咲「そそそうだね」(山口にお土産…)(山口に、お土産……)武士(I.P.P.A.の分も一緒に買えばいいじゃん!俺って頭いいー!」こうして
  6. 3泊4日の修学旅行は、祈りと共に滞りなく進行し、最終日。
  7. 美咲「孝弘さんたちにこんなに買うー?」武士「リクエストだってば」美咲「ねえ、山口くんのは…」「………」

孝弘からのメールがきっかけで、ようやく気持ちを切り替えることのできた武士。美咲へも、変に不安な思いをさせることなく、康文の母親のことを伝えることができ、一安心。

それぞれの祈りの中、修学旅行は滞りなく進行し迎えた最終日。武士と美咲は班を抜け、康文、そしていろんなひとへのお土産を買い求める。

そんな中、武士がふと思い浮かべたのは…。

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